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ルイボス

ルイボスの効果と、美容と健康のためのハーブティーブレンド

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君島十和子さんの美容法をご紹介した記事で、アンチエイジングのためにルイボスティーを愛飲しておられることを紹介しましたが、このページでは、なぜルイボスが美容にとってよいと言われるのか、より詳しくご紹介したいと思います。

ルイボスの効果

ルイボスティー

佐々木薫さんの『ハーブティー事典』によると、ルイボスの作用について以下のように記述されています。

強壮、鎮痙、抗アレルギー、代謝促進、抗酸化

この中で、最も注目されている効果が「抗酸化」と「代謝促進」。この2つは美容や美肌に欠かせない重要な効果です。

他に、花粉症やぜんそく、アトピー性皮膚炎などで悩む人にとっては有難い「抗アレルギー」効果もあります。
これらについて、以下ご説明しましょう。

若さを保つアンチエイジング「抗酸化」

ルイボスは、体細胞を老化から守る活性酸素除去作用に似た成分フラボノイドを豊富に含んでいます。そのため、近年大変注目されるようになりました。

酸化は、老化や病気を引き起こす原因になります。からだをサビつかせる活性酸素を取り除くことから、健康で若々しい肌や体を保つために毎日の習慣にするとよいでしょう。

中でも、「SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)」という酵素が活性酸素を除去し、体の免疫力を高めて細胞の新陳代謝の促進をすることが分かっています。

代謝を高める働き「代謝促進」

ルイボスには代謝を高める働きもあるため、冷え性や便秘の改善にも役立ちます
また、SOD(酵素)が腸内をキレイにすることで善玉菌の働きを活性化させ、腸の調子がよくなります。

アレルギーの緩和にも有効「抗アレルギー」

ルイボスは花粉症やぜんそくなどのアレルギーの諸症状を改善するのにも役立ちます。特に、アトピー性皮膚炎に効果があると言われています。

ルイボスの副作用・注意点

ルイボスティー

現在のところ、注意すべきことを伝える詳しいデータはありません。
禁忌となることも発表されていないので、どなたでも安心して毎日摂取することができます。

主要成分の効果

次に、ルイボスに含まれる主な成分の効果についてご説明します。

①フラボノイドの効果

フラボノイドとは、ポリフェノールの一種で天然に存在する有機化合物群の植物色素の総称。植物の葉、茎、幹などに含まれています。

フラボノイドは、植物自身が紫外線による活性酸素から守る抗酸化作用や害虫から守る抗菌作用や殺菌作用など、多くの自己防衛機能のためにつくり出される物質で、野菜や果物などの色素や苦み成分にもなっています。

フラボノイドの働きは、抗酸化作用によるアンチエイジング、デトックス作用、ストレス緩和作用や、他にも免疫を整えたり血液をサラサラにするなど、様々な効果があります。

種類は4000以上あると言われ、野菜や果物に含まれるフラボノイドによって働きも異なります。

②ルチンの効果

ルチンには、毛細血管を強く丈夫にしたり、弾力がなくなり、破れやすくなった血管を修復して血液の流れをスムーズにする作用があるため、血行が良くなり、冷え性や肩こりにも効果があります。

さらに、ビタミンCの吸収を促進したり、抗酸化作用もあるため老化予防にも働きます。

③ジヒドロカルコンC配糖体(アスパラシン)の効果

ジヒドロカルコンC配糖体(アスパラシン)はフラボノイドの一種で、血糖値の上昇を抑制するため糖尿病に効果があると言われています。

ジヒドロカルコンC配糖体(アスパラシン)も強い抗酸化成分を持っており、余分な活性酸素を除去することでアンチエイジングに効果があります。

ルイボスティーの飲み方

ルイボス

シングルまたはブレンドで飲むことができます。
クセがなく、シングルでも充分美味しい。

様々な料理に合うため、食事をしながら飲むのもおすすめできます。

おすすめブレンドハーブティー

お茶・ハーブ

佐々木薫さんの『ハーブティー事典』から、ルイボスを使ったハーブティーのブレンドをいくつかご紹介しましょう。

先日ご紹介したリエコ・大島・バークレーさんのブレンドとは好対照で、佐々木薫さんのブレンドはシンプル。誰もが手に入れやすいハーブが使われ、数も主に3種類前後です。

自分に合うブレンドさえ分かれば、ハーブを何種類も集める必要がない。とても気軽に楽しめるので、初心者でも入りやすいと思います。

肌荒れ

アンチエイジングが気になるときに

ルイボス
ジャーマンカモマイル
ローズ

抗酸化作用があり、肌細胞の老化を予防する働きのあるルイボス。肌の炎症をやわらげたり、心身をリラックスさせる働きのあるハーブとブレンドを。

シミ

アンチエイジング効果のある抗酸化ティー

ルイボス
エルダーフラワー

抗酸化物質であるフラボノイドを含むルイボスは、肌老化予防に役立つハーブとして注目されています。これに、抗炎症作用や血液循環をよくする働きのあるエルダーフラワーをブレンド。

花粉症

不快な症状からイライラするときに

ルイボス
エキナセア
ローズ

鼻やのど、目のかゆみなどからイライラするときは、香りがよく色がきれいなこのティーを。抗アレルギー作用と、疲労を取り除いてイライラをなだめる効果があります。

高血圧

活性酸素を除去する若返りのティー

ルイボス
ジャーマンカモマイル

体内を酸化させてサビをつくる原因となる活性酸素を除去して、血圧上昇を防ぐ働きのあるルイボス。これに、心をしずめる働きのあるジャーマンカモマイルをブレンドしたティー。

気になるブレンドがあったら、ぜひお試しください。どれも優しい味わいのハーブばかりで、美味しいです。

カモマイルとエキナセアはキク科なので、アレルギーがある人は注意して。それ以外は、注意点のないハーブばかりです。

GISELEnote

老化は酸化。抗酸化力を体にとりいれることは、美肌などの美容にはもちろん、健康にも老化防止にも役立ちます。

ルイボスは飲みやすく、ブレンドでも楽しめる。
クセがないから、食事のときなどに飲んでアンチエイジングに役立てたい。

出典・参照:『ハーブティー事典』佐々木薫 著

佐々木薫さんは、生活の木HerbalLifeCollege主任講師で、様々な本を執筆されています。この本では、108種の効能から味・香り利用法まで解説。

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