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恥ずかしながら腐りまして・・・好きな漫画家は耽美の雄、本仁戻

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Amazon の Kindle Unlimited に登録してからというもの、眠る前はだいたい漫画を読んでいる。
Kindle Unlimited は定額で該当書籍読み放題だから、読めば読むだけおトク。寝る前は頭を激しく働かせずに読める漫画がいい。

これまで漫画を読む習慣がなかったアタシにとって、発見も多い。中でも驚いたのは、自分が腐ってきたこと。そう、BL の魅力に気づいてしまった。

(このページは BL デビューして間もないヒヨッコが書いています。ベテランのみなさま、どうか生暖かく見逃してください。)

これまでどちらかといえば否定的な印象さえ持っていた BL だけど、そこにある Kindle Unlimited を、深く考えず順番に読んでたら BL の幅広さと耽美的な様におののいた。しかも、ひとことで BL といっても、それが枝分かれして色んなジャンルに拡がってる。笑

あーなるほど、これは男女間の恋愛では描けない世界だ。

耽美なものだから、これは一度入ってしまえば出るのはたやすくない沼。まずもって取り扱い注意。
アタシの場合、困ったことに好きな作家を見つけちゃったので、この方が筆を折るまでずっと付いていくだろう。既に手遅れだ。

本仁戻さんは耽美の雄。今のところ BL だけで400冊以上は読んだと思うけど、ダントツ一番好き。天才というか異才というか、ご本人の努力も知らずに遣うのはおかしい言葉かもしれないが、並大抵じゃない。

まず Kindle Unlimited で見つけた『探偵青猫』を一気に読んで、なんて美しいのだろうと感嘆したあとは、Kindle版で購入できる本仁戻作品もすべて読んだ。

文学的で深みがあるからアタシが下手に感想書くのは憚られるけど、絵がキレイで妥協がない。男が魅力的。表情が素晴らしい。物語が作り込まれて深い。感情を揺さぶられる。何度も読み返したくなる。読み返すと新たな発見がある。・・・とまぁ、恐らく本仁戻ファンが何度も何度も繰り返し讃えてきたベタな言葉なんだろうけど、これはどうしても言わざるを得ない。

その基本ともいうべき前提を押さえたうえで、紹介したいのがこれ。『耽美主義』のあとがき。これを読んだとき、誰もが「やっぱり」と思ったことだろう。

十代の頃は小説ばかり書いていました。
とても楽しかった。書くのが苦しいなんて感じたこともなかった。
(中略)
私は漫画を描くときも、画像ではなく、文章がさきに浮かんできてしまいます。私の漫画に特有の、ある種の読み難さはそこから来ているのかもしれません。
才能があれば小説家になりたかった。今でも思います。

出典:『耽美主義

なぜ「やっぱり」かと言えば、本仁戻さんの漫画を読めば、充分に、小説を書くことの才能を感じるから。ただ、読み難いと感じたことはありません。

同時に「まさか」とも思った。
これだけ美しい絵の才能を持ちながら、小説家になりたいのかと。

ファンにとっては「神に選ばれた人」というぐらい、全てに恵まれた才能を感じてしまうけど、本人は必ずしも願った道ではない。こうした言葉は傍からは意外に思えてしまうけど、何かで才能を現した人が自分の望んだ道ではなかったというのは、冷静に考えてみればよく聞く話でもある。
それでもその道に誘(いざな)われるということ自体が、やはり「神に選ばれた人」なのかもしれない。

前置きが長くなってしまったけど、アタシが最も魅了されているのは、優しさ。本仁戻さんの作品には、根底に絶えず優しさが横たわってる。しかもそれが表面の薄っぺらなヤツじゃない。

アタシは基本的に、参考書的なもの以外は一度読んだ本を再び読むことはないし、一度観た映画をまた観ることもない。だけどあの優しさには本当に参るんだよね。あれに浸りたくて「あー今夜も本仁戻さんの作品に抱かれて寝よう」と思うもの。完全に腐ってる。

本仁戻作品を読めば優しさに包まて眠れるからね、やっぱり眠る前はこれしかない。
眠剤より本仁戻。

本仁戻作品、個人的ランキング

ここで、完結した作品のなかから勝手にランキング。

本仁戻『DOG STYLE』(全3巻)


少年たちの美しき青春。
若さゆえの繊細さや反発を含みつつ、結局は友情や愛情、そして信頼で結ばれている。

本仁戻『探偵青猫』(全6巻)


愛すべき探偵の物語。
なんと全6巻 Kindle Unlimited で読むことができる。
とてもじゃないけどアタシ如きが感想を述べることなんかできないレベルで愛もギャグも物語も美しい。

本仁戻『僕の先生はフィーバーwith本マン』(全1巻)


ギャグ漫画もテンポがよくて面白い。
本仁戻さんの漫画にはちょくちょくギャグが挟まれるから面白いのは知ってたけど、まさかここまでとは。本仁戻さんの高知能恐るべし。


勝手に選んでおいて何だけど、とても順位なんて付けられない。笑
本仁戻さんの作品は、それぞれ心に残って染み入ってます。

Kindle Unlimited は無料期間もあるから、まずは『探偵青猫』を読んでみて。

森野 礼菜

真っ当な常識人かと思っていたら、年齢を重ねるにつれ偏執的だったと気づく。 気付いてしまってはもう止まらない。 管理人とは異なる無責任な立場で好きなことを書き...

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